マインクラフトに登場するイルカは、海に生息する可愛らしく友好的なMobです。彼らは単に海を優雅に泳ぐだけでなく、プレイヤーを海底の貴重な宝の場所へ案内してくれたり、水中探索を強力にサポートしてくれたりする頼もしいパートナーになり得ます。
特に、Nintendo Switchなどの統合版マイクラで遊んでいる初心者プレイヤーにとって、「イルカにどうやって餌をあげるのか」「餌をあげると何が起こるのか」は気になるところでしょう。
この記事では、Switch版の操作に基づいたイルカへの餌の与え方を手順を追って解説します。さらに、餌やりで得られる宝探し機能や、水中での移動速度が向上する「イルカの恩恵」効果についても詳しくご紹介します。イルカと仲良くなって、広大な海の世界を効率的に冒険しましょう。
Switch版マイクラでイルカに餌をあげる準備
イルカに餌をあげるためには、まずイルカの生息地を把握し、必要なアイテムを準備しましょう。
イルカは、凍った海や冷たい海を除く全ての海洋バイオーム(暖かい海、ぬるい海、海洋など)に自然スポーンします。通常、イルカは1~8匹の群れで行動しています。
イルカは基本的に友好的な中立Mobですが、プレイヤーが攻撃すると反撃し、近くにいる他のイルカも一斉に敵対化する性質があるため、探索時は細心の注意が必要です。
イルカに餌を与えるために必要なアイテムは生魚です。具体的には、生鱈、生サケ、生の熱帯魚、フグのいずれかが利用できます。
イルカの餌「生魚」を集める方法
イルカの餌として使用できるのは、生鱈(なまタラ)、生鮭(なまサケ)が最も一般的です。生の熱帯魚やフグも餌として利用可能ですが、調理済みの魚では効果がないため注意が必要です。
生魚を集める主な方法は、釣り、または該当する魚のMobを倒すことです。生鱈は倒したイルカからドロップすることもありますが、イルカを攻撃することは集団反撃の危険があるため推奨されません。
イルカの道案内は途中で途切れてしまうことがあるため、海底遺跡などに確実にたどり着くためには、生魚を複数個用意しておくのがおすすめです。1個の生魚で効果が持続するのは約6秒という情報もあるため、多めに準備しておくと安心です。
実際にイルカへ餌をあげる手順
Switch版(統合版)でイルカに餌をあげる操作は、生魚を手に持って「使用」する操作が基本です。
- 生魚を手に持つ:インベントリから生鱈や生鮭を手に持ちます。
- イルカに近づく:水中でイルカにゆっくりと近づきます。プレイヤーが水中をダッシュ泳ぎ(水中ダッシュ)していると、イルカが興味を持って近寄ってくる傾向があります。
- 餌を与える操作を行う:イルカに向かって、手に持った生魚を使用する操作(統合版/Switch版では通常、ブロックを設置したりアイテムを使ったりするボタン)を行います。Xbox版では左トリガーではなく右クリックに相当する操作を試すという意見もあります。
- 成功の確認:魚を与えられたイルカがそれを食べると、ハートマークを出したり、緑色や白色のキラキラしたエフェクト(サイン)が発生します。
この操作を数回繰り返すとイルカが完全に懐いた状態になり、道案内を開始する準備が整います。
最も重要な注意点は、餌を与えようとして誤ってイルカを攻撃してしまわないように十分注意することです。攻撃してしまうと、イルカは敵対化してしまいます。
イルカに餌をあげるとどうなる?効果と行動変化
イルカに生魚を与えて懐かせると、プレイヤーは水中探索において二つの大きな恩恵を得られる可能性があります。
宝探しへの道案内(難破船・海底遺跡の発見)
イルカが魚を食べた後、最寄りの難破船または海底遺跡の方向へ高速で泳ぎ出します。これはイルカが宝の場所を教えてくれているサインです。
- 得られる恩恵:難破船や海底遺跡にはチェストが存在し、特に「海洋の心」の場所を示す宝の地図を入手できる可能性があります。海洋の心は、水中での活動を助けるコンジットの材料となります。
- 行動の特徴:イルカは白いエフェクトを出しながら、目標に向けて一直線に泳いでいきます。プレイヤーはイルカの進む方向を追うことで、貴重な構造物を発見できます。
- 注意点:イルカが案内してくれるのは、あくまで現在地から一番近くにある構造物(難破船、海底遺跡、埋もれた宝)のみです。また、本格的なダンジョンである海底神殿には案内してくれないため注意しましょう。
- 道案内の制約:イルカの道案内は途中でストップしてしまうことが多いため、目的地に到着するまでに生魚を複数回与える必要がある場合があります。また、イルカの進む方向に陸地などの障害物があると、そこで進行が止まってしまう傾向が見られるため、できるだけ広い海域で試すのが効果的です。
水中移動速度の上昇「イルカの恩恵」
イルカの近く(半径9ブロック以内)を泳ぐプレイヤーには「イルカの恩恵」という特殊効果が付与され、水中での移動速度が大幅に向上します。統合版では、Java版のように「イルカの好意」というエフェクトは表示されませんが、水中を泳ぐ速度が増加します。
この効果により、水中での移動速度が通常の約1.3倍に向上するとされており、水中探索が格段に楽になる可能性があります。効果はイルカから離れると徐々に減少しますが、イルカの近くにいる限り約5秒間継続して効果を得ることができます。ただし、複数のイルカがいても効果は重複しない点に留意しましょう。
イルカと遊ぶときの注意点と豆知識
イルカは友好的なMobですが、その生態や習性には独特の注意点があります。
- 集団での敵対化:最も注意すべき点は、間違ってイルカを殴らないことです。イルカは中立Mobですが、攻撃すると怒って反撃し、近くの全てのイルカが一斉にプレイヤーを襲ってきます。水中ではイルカの方が移動速度が早いため、非常に危険な状況になりがちです。
- 繁殖は不可能:現在のマインクラフトの仕様では、餌を与えてもイルカを繁殖させることはできません。子供のイルカは自然にスポーンするのを待つ必要があります。
- 水中呼吸の準備:イルカの道案内や水中での移動速度上昇を活用するためには、プレイヤー側の水中での活動時間を確保しておくことが重要です。亀の甲羅や水中呼吸のポーション、または水中呼吸のエンチャント付きの装備を用意しておくと、効率的な探索をサポートする可能性があります。
- リードでの誘導と窒息の危険:イルカはリードで繋ぐことができますが、陸上に2分以上いると窒息ダメージを受けて死んでしまいます。イルカを飼育場所に移動させる際は、水入りバケツで定期的に水をかける か、水流を利用した水路を作成して誘導する必要があります。
- 水中に潜りすぎても窒息する:イルカは陸上だけでなく、4分以上連続して水中にいることもできず、水面から顔を出して呼吸をする必要があるため、水槽に天井を設ける場合は、呼吸するための空気のスペースを確保する必要があります。
まとめ
Nintendo Switch版マイクラにおいて、イルカは生鱈や生鮭などの生魚を手に持って「使用」することで餌を与えることができ、プレイヤーに大きな恩恵をもたらす友好的なMobです。イルカに餌を与えると、最寄りの難破船や海底遺跡へ案内してもらえるため、宝の地図や「海洋の心」といった貴重なアイテムを見つける助けとなる可能性があります。
また、イルカの近くを泳ぐことで「イルカの恩恵」効果を得られ、水中移動速度が大幅に向上するため、海底探索が格段に楽になります。餌やりの際は、誤ってイルカを攻撃しないよう、操作に十分注意が必要です。十分な生魚を準備し、イルカとの快適な水中ランデブーを通じて、広大な海底世界の冒険を楽しんでみてください。
