「フレッシュプラザユニオン」を運営する野嵩商会は、2019年9月16日から電子マネー機能付きの独自ポイントカード「ユニカード」の利用をスタートします。
ユニオンといえば、現金決済のみの県内唯一のスーパーチェーンになります(商品券はあります)。そんなユニオンがポインカードを始めるとは誰が予想できたでしょうか。僕の周りの友人をはじめ、SNSでもちょっとした話題になっていました。9月9日(月)からカードの会員募集を始め、16日(月)午前10時から店頭で利用できるようになります。
どのぐらいお得かは結論から言うと、還元率は常時「1%(支払い時0.5%+チャージ0.5%)」で県内の大型スーパー各店と同じ水準になります。今月は還元率アップキャンペーンを開催するので、最大7.5%分お得に買い物できます。ユニオンは他のスーパーに比べ商品価格が安いことを考えると、利用価値は十分にあります。
まずはユニカードがどんなものなのか気になるので早速手に入れてきました。
ユニカードとは
ユニカードは電子マネー(事前にカードにお金をチャージするプリペイド機能)がついたポイントカードです。県内だとサンエーEdyカードやイオンで使えるWAONと同じ使い方ができます。入金せずにポイントカードとしても利用ができるのは、ユニカードとサンエーEdyカード、Tカードになります。即日発行でき、入会・年会費は無料です。
沖縄で普及している電子マネー
ちなみに県内で普及している主な電子マネーはEdy、WAON、Tカードの3つです。
サンエーはEdyカード、イオン琉球はWAON、そしてかねひでとリウボウはEdyとTカード両方使えます。EdyやTカードと提携しているスーパーや飲食店が多いため、この2つの普及率はかなり高いと思われます。
ユニカードの還元率は「1%」。他の電子マネーと同水準
ポイントには、支払いとチャージでそれぞれもらえるものがあります。
支払い時にもらえるポイントは200円の支払いで1ポイント付与(1円分)。還元率にして0.5%になります。これはEdy、WAON、Tカードと同じ水準です。
チャージでもらえるポイントは、一度に3,000円以上のチャージが必要という条件がありますが、0.5%分もらえます。支払いとチャージの両方合わせると「1%」の還元になります。
他の電子マネーにもチャージでもらえるポイントはあります。WAONだとカードの種類に限りがあるものの、オートチャージを設定することで0.5%もらえます。Tカードは毎週水・金曜日に1,000円以上のチャージで0.5%分もらえます。Edyは楽天カードからのチャージに限り0.5%の楽天スーパーポイントが貯まります。
主要4カードを比較してみる
ユニカードを含めた主要3カードをまとめてみました。
カードの種類 | WAON | Edy | Tカード | ユニカード |
使えるお店 | イオングループ | サンエー、リウボウ | タウンプラザかねひで、リウボウ | ユニオン |
還元率(支払い) | 200円(税込)毎に1ポイント=0.5% | |||
還元率(入金) | WAON一体型などのカードなら200円(税込)毎に1ポイント | 楽天スーパーポイントに限り200円(税込)毎に1ポイント | 水・金に限り1,000円で5ポイント(1日1回のみ) | 3,000円以上で0.5%分 |
入会金/発行手数料 | 300円 | 無料 | 無料 | 無料 |
年会費 | 無料 | |||
チャージ上限金額 | 20,000円(最大50,000円に変更可能) | 50,000円 | 30,000円 | 100,000円 |
ポイントの有効期限 | 1年間の加算期間を含む最大2年間 | 最終利用日から1年後の月末日 | 最終利用日から 1 年間 | 最終買い物日から2年間 |
いずれの電子マネーも条件を満たせば0.5%の還元は受けることができるので、実質どこも1%還元を受けることができます。
ちょっと話は逸れますが、これはあくまで通常利用の場合。各スーパーでは使い方次第でもっと還元率を高めることができます。例えば、かねひでではEdyでの支払いでもTポイントをつけることができるので、以下のような使い方ができます。
還元率の高いリクルートカードでEdyチャージ=1.2%(リクルートポイント)
Edy利用時=0.5%(Edyポイント)
Tカード提示=0.5%(Tポイント)
貯まるポイントは違えど、2種類組み合わせることで2.2%の高還元を実現できます。いわゆるポイントの2重、3重取りというやつです。この他にもいろんな運営方法があるので、自分にあった使い方を探してみるのが一番よいでしょうね。
今月の還元率は最大7.5%。キャンペーンでお得倍増
ユニカードは9月、支払いとチャージそれぞれキャンペーンを行うため、うまく利用すると最大7.5%ポイント還元できます。それぞれのキャンペーンをみていきます。
チャージプレミアムボーナスキャンペーン
9月21日(土)までのチャージに限り、2%上乗せされたポイントが付きます。通常の0.5%と合わせると2.5%のポイントが付与されます。
(3,000円以上の入金しないと付きません)
お買い物ポイント10倍キャンペーン
9月16日(月)〜30日(月)の期間に買い物することで、通常の10倍のポイントがもらえます。還元率にして5%です。
(一部対象外商品があります)
お得な利用方法としては「21日(土)までに3,000円以上チャージ、かつ今月中にカードを利用して買い物をすること」で、7.5%分のポイントを手に入れることができます。
今月は、かねひででお昼時に「PayPay」を利用すると最大10%のPayPayボーナスが戻ってくるキャンペーンをしているため還元率では負けますが、ユニオンは商品価格が安いため、どちらも積極的に利用した方がよさそうです。

カード発行受付は店舗でのみ。専用機械から現金でチャージ
カードの発行手続きは、ユニオンの店内のみの受け付けになります。申込書があるので必要事項(名前、性別、生年月日、電話番号、住所)を記載して5分ほどで即日発行できます。現在は受け付けを始めたばかりなので、店員さんが専用のブースにいて案内と説明をしてくれました。
お金のチャージは、店舗入り口にある専用チャージ機のみで対応しています。レジではチャージできないので注意が必要です。現金のみで1,000円単位でチャージできます。
1回あたりのチャージの上限は49,000円です。残高が100,000円を超えるチャージはできません。ちなみに紛失時の再発行は100円かかります。
カード残高はスマホ&ウェブから確認可能
カード残高は「チャージ機」や「ユニカード裏面のQRコード」からスマホで確認することができます。以下のリンクにつながっているのでウェブからも照会できます。必要なのは裏面に記載されている16桁のカード番号と6桁のPIN番号になります。
ユニカード(UNICARD)まとめ
- 還元率は常時1%(支払い時0.5%+チャージ0.5%)で他スーパーと同水準
- 9月中は最大7.5%還元
- ポイントカードとしても利用可能
- 即日発行、入会・年会費無料
- チャージは現金のみ
- 残高はスマホ&ウェブから確認できる
- タバコ・商品券・送料は対象外
商品価格が上がらないか心配
ユニオンは商品価格が相対的に安いのが強みです。そのため現金決済でも多くの利用客がいます。今回、ユニオンが「ユニカード」を始めたのは「キャッシュレス・消費者還元事業」による影響が大きいと思われます。ポイント還元を始める以上、商品価格に転嫁され値上がりがしないか心配です。

スマホ・電子決済の最新情報は「キャッシュレス」にまとめています。
以上、ユニカード還元率まとめと県内電子マネー比較でした。