SuicaとOKICAどっちがお得? 沖縄モノレールでSuicaが利用可能になったので調べてみました

3月10日より沖縄県内のモノレール線「ゆいレール」でJR東日本の交通系ICカード「Suica」が利用可能になりました。沖縄県内で全国相互利用の交通系ICカードが利用されるのはこれが初めてになります。

また、「Suica」と相互利用している各首都圏発行の「Kitaca」「PASMO」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「ICOCA」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」と、利用可能になった交通系ICカードは10種類になります。

現在、沖縄都市モノレールでは独自のICカード「OKICA(オキカ)」が導入されていますが、Suicaが使えるようになったことでより使い勝手がよくなりました。ただ、ゆいレールでは、OKICAに比べSuicaは特典がないのも事実です。そこで、SuicaとOKICAどちらがお得なのか調べてみました。

Suicaの特徴

まず、Suicaは全国の鉄道、バス、お買い物で利用できるチャージ式のICカードです。沖縄ではゆいレールで利用できるようになった他、Suicaで買い物できるお店もかなり増えています。

ゆいレールでの使い方はOKICAと同じですが、大きく違うポイントは定期券として使えない、ポイントが付かない、おとなり割引がないことです。ただ、OKICAにはない便利な機能もあります。スマホのSuicaアプリにチャージしてスマホをカード代わりに使えるモバイルSuicaが利用ができることです。(おサイフケータイ対応スマホまたはiPhone7以降)カードを持ち歩く必要がなく、クレジットカードでもチャージができるので、とても使い勝手が良いんです。このためにSuicaを使うという選択肢も大いにありです。

OKICAでお得なこと

ゆいレールや路線バスのヘビーユーザーにはOKICAがおすすめです。先ほど挙げたOKICAだけの特徴を細かく見ていきます。

ポイント制度

まず、OKICAにはポイント制度があります。1ヶ月の利用額に応じてポイントが付き、貯まったポイントはOKICAへチャージすることで運賃として使用することができます。

OKICAの特典

付与されるポイントは一般的なOKICAだと月額3,000円以上の利用で3%になります。定期券・QR乗車券・おとなり切符はポイント対象外となるため、月額3,000円以上使うユーザーはかなり限られそうなのが現状です。

OKICAのポイント

ちなみに、OKICAは沖縄本島内の路線バスでもポイントは貯まりますが、こちらは月額5,100円以上利用して100ポイント貯まるため、どちらも頻繁に利用しない方はポイント還元は期待しない方がよさそうです。

ひと駅の利用で使える「おとなり割引」

通常の初乗り運賃は3kmまで230円(小児120円)ですが、OKICA使用時のみ割引となる「おとなり割引」で150円(小児80円)で乗車することができます。80円分お得になるので、ひと駅移動で利用することが多い方はOKICAがお得になります。

Suicaの入手方法とチャージ方法

Suicaは現在沖縄では購入できず、使用したい場合は県外で手に入れる必要があります。ただ、モバイルSuicaを利用する場合はアプリがあればいいので、すぐに使うことができます。(iPhoneの場合、新規発行時に最低1,000円チャージが必要)

チャージするときはゆいレールの券売機は使えないので注意が必要です。主要9駅に設置されている精算機かもしくは窓口であれば全駅対応しています。こちらは今後改善されるといいですね。

まとめ

Suica利用にあたってのポイントをまとめました。

・定期券として使えない、ポイントが付かない、おとなり割引がない(OKICAのみの特典)
・路線バスで利用できない。買い物で使える店舗は増えている
・対応アプリをスマホで使うとカードを持ち歩く必要がない

OKICAの方が特典は厚いですが、月額3,000円以上利用やひと駅区間での移動をする方など恩恵を受けられるユーザーは限られます。月に数回しか使わないのであれば、カードがいらないモバイルSuicaが便利なのでそちらをおすすめします。

 

以上、沖縄で使えるSuica情報のまとめでした。
スマホ・電子決済の最新情報は「キャッシュレス」にまとめています。

Source:ゆいレールOKICA

タイトルとURLをコピーしました